今、世界のガス外交がすんごいことになってる。日本にいい知らせは今のところない。
http://gaikouwakariyasuku.blogspot.com/2014/06/enerugiishigen-gasugaikou-nihon.html
天然ガスをめぐる外交が活発になって、これまでと違う世界情勢になってきてるので、ここらでざっくり書いとくよ。
登場する国はロシア、アメリカ、ウクライナ、中国、韓国、日本だ。
今、天然ガスをめぐる外交がものすごく変化してるんだよね。
ロシアとアメリカのガス外交が活発になろうとしてるんだけど、ここに日本も大きく絡んであるわけ。日本は資源がない国だからね。できれば安くどこかから天然ガスを輸入したい。国内では原発を動かせないからね。
で、ここでアメリカの登場だ。
だけどここでウクライナとロシアがもめていたので、アメリカがそこに首を突っ込もうとしているわけだ。
なぜなんだろうか。
もともとウクライナはアメリカとわりと親しい国だってこともある。だけどこれまでは、ウクライナはロシアに近いせいでロシアから天然ガスを買ってたわけ。だけど、今回ウクライナはロシアともめたので、これをチャンスにしようと考える人達がいるわけだ。
アメリカ国内の軍事的に(難しい言葉で言うと安全保障的に)物事を考える専門家たちだ。彼らがウクライナにシェールガスを輸出させたがってるわけだ。
だけど、アメリカ国内では、さっきも言ったように国内の産業に役立ててほしいと考えている連中もいるわけだ。
では、ロシアはどのように考えているだろうか。
だけどロシアにとってはウクライナとは別のところで、とてもいいことがあったわけだ。
中国と30年間もガスを供給するという契約を結んだんだよね。
ひょっとすると、ロシアは、支払いトラブルがあるウクライナから手を引きたがってるかもしれないね。中国といういいお客さんが見つかったわけだから。
ロシアは中国まで、ガスを輸出するためにパイプライン(巨大な管)を敷くわけだけど。その巨額の費用を中国が前払いで支払うことになってたりと、いい感じなわけだ。
中国と最近仲の良い韓国は、中国の隣で距離が近いんだよね。韓国も日本と同じで国内にエネルギー資源がないんだ。だからこれを機会に、中国まで伸ばしたロシアのパイプラインを韓国まで延長してほしいと考えるのが自然だよね。これが300キロと結構近い。
韓国とロシアの間には、そんなに問題がないんだ。日本とロシアの間にある北方領土問題みたいなのがないわけ。韓国はアメリカの同盟国だけど、少なくとも喧嘩の火種になるような外交問題はないんだよね。
中国との間には北朝鮮があるけどパイプラインは中国から海を通して引けばいいんだよね。
まだまだ先のことだけど、全然ありえない話じゃないよね。
では日本はどうなんだろう。
事実アメリカとのパイプも強いしね。日本国内の右側の人たちの嫌韓・嫌中の感情もあるし。ロシアに対する警戒心も強い。政治家はそこを気にもするだろうし。
アメリカから見れば、これまで良好だった日本にシェールガスを輸出するより、これから仲良くなりたいと思ってる国に輸出したほうが、軍事的にいい感じとも言えるよね。
これまで日本に対しては濃縮ウランを輸出して原子力で支配してきたからね。ここでわざわざ日本のために限られた武器であるシェールガスを輸出するのは複雑な気持ちだろうね。原発事故を起こして困ってるとはいえ、お前のせいだろうと思ってるだろうし。米国国内の産業側からの反発もあるだろうし。
日本はアラブ諸国から石油(原油)を輸入してるわけで。イスラエルと距離が近くなってる今、アラブからこれまでのように石油を輸出してもらえるのだろうか。それがとても心配なんだよ。
登場する国はロシア、アメリカ、ウクライナ、中国、韓国、日本だ。
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今、天然ガスをめぐる外交がものすごく変化してるんだよね。
ロシアとアメリカのガス外交が活発になろうとしてるんだけど、ここに日本も大きく絡んであるわけ。日本は資源がない国だからね。できれば安くどこかから天然ガスを輸入したい。国内では原発を動かせないからね。
ロシアにガス代金の支払わなかったウクライナ
ロシアはウクライナに天然ガスを輸出してきたんだけど、ウクライナが代金を支払わないのでロシアは怒って値上げしたりしてる。で、しぶしぶウクライナが払いはじめたわけだけど、ロシアは信用してないので、これから輸出する分を前払いで払えと言ったりしてる。不払いが会って信頼がないなら当然そうなるよね。で、ここでアメリカの登場だ。
アメリカは国内の産業のためシェールガスを使いたかった
アメリカは今、国内でシェールガスを算出し始めていて、これをもともと国内で消費しようと思ってたわけ。国内に安く供給することで、産業を発展させようというわけだよね。だけどここでウクライナとロシアがもめていたので、アメリカがそこに首を突っ込もうとしているわけだ。
なぜなんだろうか。
もともとウクライナはアメリカとわりと親しい国だってこともある。だけどこれまでは、ウクライナはロシアに近いせいでロシアから天然ガスを買ってたわけ。だけど、今回ウクライナはロシアともめたので、これをチャンスにしようと考える人達がいるわけだ。
アメリカ国内の軍事的に(難しい言葉で言うと安全保障的に)物事を考える専門家たちだ。彼らがウクライナにシェールガスを輸出させたがってるわけだ。
アメリカ国内の軍事的に考える人々がウクライナにシェールガス輸出をさせたがってる
ロシアの儲けが減らせると考えたり、あるいは、ウクライナのエネルギーをアメリカが支配することによって、その他もろもろ外交上都合がいいなというわけだ。ウクライナを助ければEU諸国にも顔が利くようにもなるだろうし。だけど、アメリカ国内では、さっきも言ったように国内の産業に役立ててほしいと考えている連中もいるわけだ。
では、ロシアはどのように考えているだろうか。
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ロシアは中国に30年ガス輸出でウハウハ
ロシアはウクライナに天然ガスを輸出してきたわけだけど、支払いが滞ったりもめたりとあんまりいいことがない。先日、紛争後にウクライナの一部がロシアの領土になって、自体がややこしくなってきている。だけどロシアにとってはウクライナとは別のところで、とてもいいことがあったわけだ。
中国と30年間もガスを供給するという契約を結んだんだよね。
ひょっとすると、ロシアは、支払いトラブルがあるウクライナから手を引きたがってるかもしれないね。中国といういいお客さんが見つかったわけだから。
ロシアは中国まで、ガスを輸出するためにパイプライン(巨大な管)を敷くわけだけど。その巨額の費用を中国が前払いで支払うことになってたりと、いい感じなわけだ。
アメリカは国内でシェールガスを使いたかった
これが結構アジアの外交を変化させようとしているわけ。中国と最近仲の良い韓国は、中国の隣で距離が近いんだよね。韓国も日本と同じで国内にエネルギー資源がないんだ。だからこれを機会に、中国まで伸ばしたロシアのパイプラインを韓国まで延長してほしいと考えるのが自然だよね。これが300キロと結構近い。
韓国とロシアの間には、そんなに問題がないんだ。日本とロシアの間にある北方領土問題みたいなのがないわけ。韓国はアメリカの同盟国だけど、少なくとも喧嘩の火種になるような外交問題はないんだよね。
中国との間には北朝鮮があるけどパイプラインは中国から海を通して引けばいいんだよね。
まだまだ先のことだけど、全然ありえない話じゃないよね。
では日本はどうなんだろう。
日本はロシアとも中国ともうまくいかない要素がある
日本とロシアとの間には、北方領土問題があるし、中国との間には尖閣諸島問題があるし。韓国との間には竹島問題があるし。仲良くして天然ガスを分けてもらおうと思ってもそう簡単には行かないんだよね。事実アメリカとのパイプも強いしね。日本国内の右側の人たちの嫌韓・嫌中の感情もあるし。ロシアに対する警戒心も強い。政治家はそこを気にもするだろうし。
アメリカから見れば、これまで良好だった日本にシェールガスを輸出するより、これから仲良くなりたいと思ってる国に輸出したほうが、軍事的にいい感じとも言えるよね。
これまで日本に対しては濃縮ウランを輸出して原子力で支配してきたからね。ここでわざわざ日本のために限られた武器であるシェールガスを輸出するのは複雑な気持ちだろうね。原発事故を起こして困ってるとはいえ、お前のせいだろうと思ってるだろうし。米国国内の産業側からの反発もあるだろうし。
日本はイスラエルと距離を縮めてて心配
さらに日本は最近イスラエルと同盟関係に近いくらい距離を縮めてる。イスラエルと仲良くなるということは、イスラエルと仲が悪いアラブ諸国と距離ができるというわけ。日本はアラブ諸国から石油(原油)を輸入してるわけで。イスラエルと距離が近くなってる今、アラブからこれまでのように石油を輸出してもらえるのだろうか。それがとても心配なんだよ。
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